不登校生活17 〜私の対応・方針を決めるまで part3〜
不登校生活16 〜私の対応・方針を決めるまで part2〜
の続きです
娘は中学2年生頃から
学校に行ける日も増えました
学校に行かなくても生きて行く方法はある!
たとえ私のやり方がうまくいかず
娘が就職や自立ができなかったとしても
私が雇える人になり娘を面倒みる!
そう覚悟を決めて
私が方向転換をすると
結果的に学校へ行けるようになってきました
もちろん数年間かけて
少しづつ、焦らずにです
塾も友達と一緒に探してきて
中2の夏から通い始めました
そして普通高校へ無事入学しました
高校では
バンドを組み
休みの日もバンド活動にいき
いろんなイベントに出演するようになりました
朝、当たり前のように起きて
当たり前のようにご飯を食べて
普通に制服を着て
行ってきます
と出て行く
それが奇跡のような毎日でした
毎朝
今朝はどんな表情で起きてくるのか?
朝は起きるのか?
今日も学校に休むと連絡を入れないといけないのか?
と気が重い朝を迎えなくてすむようになりました
学校に行かなくてもいい
そう思っていても
やはり普通に学校へ行ってもらう方が
気持ちは楽なんですよね
本当は怒っても行かせるべきなのか?
私の方針は間違っていないか?
いろいろ考えなくて済むんです
やっぱり朝は気が重かった
でもそんな朝もなくなり
普通の朝を迎えられるようになりました
こんな日が来る事は想像できませんでした
高校卒業後は
自分で専門学校を見つけ
東京に1人で試験を受けに行き
2年半の一人暮らしをして
沖縄に戻ってきました
不登校当初に言われていた
弱い、怠け
努力不足
もっと強くしなさい
そんな言葉は全然心配する必要はありませんでした
沖縄とは全く違う生活
気候も習慣も全く違う
初めての電車通学
初めての1人暮らし
専門学校とバイトの毎日
身内もいない中
1人で頑張って過ごしてきました
私は不登校の子どもは
決して
弱いわけでも
怠けているわけでも
甘えているわけでも
ないと思っています
むしろ
自分の心を守るため
ちゃんと自分の危機を察知できる
そして自分を守る行動を起こせる
すごい子どもたちだと思っています
特に日本は
みんなと同じであれば
何も言われなくてすむ風潮
強くなければ
人と違う行動なんてできないと思っています
だから
もっと自分を信じてもいいと思ってます
私は世間の普通と比べることで
自分を苦しめていました
「学校に行ける子」と「行けない自分の娘」を比べ
娘は弱いのか?
社会でいきていいけるのか?
不安になりました
誰かや世の中と比較したり
周囲の評価や意見を気にすることを
「必要ない」とやめて
娘が生きて大人になり
自分で生きていける力を身につけさせる為には
に集中しました
不登校だった娘は21歳になりました
私が21歳の頃よりも考え方もしっかりした大人になりました
そして素敵な笑顔をたくさん見せてくれます
10歳も満たないのに無表情だった娘が毎日笑顔でいてくれてます
大切な人の笑顔
これは当たり前ではなく
奇跡です
私はこの笑顔を取り戻すまでに
数年という時間を要しました
今笑顔でなくても
笑顔になれる日は来ます
今笑顔があるなら
その笑顔を守ってあげてください
そう願っています
6年間の不登校生活を子どもと歩んで思う事
子どもに今何が必要か見極めるのはとても大切
でもとても難しい
見極めるには
日頃から子どもの様子を観察する事が大切だと思いました
そして親ができる事
生き方の選択肢や知恵を沢山知っておくこと
ではないかと
今は
「進学して、就職して、給与を頂く」
「組織の中で生きて行くコミュニケーション能力が必要」
という生き方しかないと思うから
「学校に行けなくなった」事で
ものすごく多くの非難や不安がでてくるのではないかと
他の生き方もあることを知っていれば
学校に行けないからと止まっていた生活も
目標に向かって
親も子どもも動けるようになるのではないかなと思います。
子どもも希望が持てれば
自然と動き出すのではないかと思います
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