不登校生活7〜運動会への参加はどうする?〜

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不登校だった娘が当時想っていたこと

不登校生活7〜運動会への参加はどうする?〜

9月は運動会の季節ですね
運動会といえば
忘れられない出来事があります

 

娘が小学校6年生の時の運動会
小学校最後の運動会です

 

その時に書いた日記を
今回は載せたいと思います

 

不登校生活の中で
私が娘の気持ちをやっと感じ取れた出来事です

 

以下、当時の日記を転載します

 

moco

運動会には参加しないだろうな…

と思っていました

 

しかし運動会数日前に

運動会に参加することになった

と報告を受けました

6年生はリレーと組体操

 

 

練習していない娘は
クラスメートに

クラスメート

一緒に参加しよう

と言われても

 

 

練習もしていないし・・・

と不安に思っていたそう

 

 

 

ところが数日前に教頭先生が

教頭先生

練習をしていないなら
ナレーション担当になってもらったらいい

とナレーションに抜擢されたらしい

 

 

それから2~3日
特訓を受けたとのこと

 

 

教頭先生の配慮は嬉しかった

 

不登校になると
クラスでの役割をこなせないので

クラスメート

迷惑だ

 

というクラスメートもいるのが現実
決して怠けている訳ではないのに
そんな言葉をたくさん聞きました

 

 

だから、万が一
運動会に参加できなくても
代役対応できる役割を与え
本人も参加できるよう配慮してくれた事は
本当にありがたかった

 

 

しかし娘の様子が
運動会前日から何やらおかしい

 

 

運動会当日の今朝は
朝も起きたがらないし
起きてきてもうつむいてだま~ってる

 

 

moco

どうするの?

と聞くと

行きたくない…

 

 

これまでの教訓から
「今日は行くかもしれない」
という期待は
しないでおこうと決めていた

でもやっぱりしちゃうのよね
期待

 

期待すると
期待通りにならなかった時に
スゴク落ち込むし
娘を怒ってしまう

 

私が勝手に期待しただけなのに
思い通りにならない娘を怒ってしまう

 

 

リレーはプログラム2番目
間に合わないので担任に電話

 

 

担任

最後の運動会だから
叱ってでも
ぜひ連れて来て欲しい

 

 

別に甘やかせてるわけではないのよ・・・・

私だって行って貰いたいし
行ってくれたら嬉しい

 

 

でもね
叱って、今日は行けたとしても
また学校と距離ができてしまう

 

 

せっかく
週2回の数時間は
学校に行けるようになったのに…

 

 

まわりは
今できた事よりも

世間

もっと頑張らせたら
もっとできるんじゃないの?

って方向に走る

 

 

でもね
そうやって急げば急ぐほど
反比例的に出来た所からまた
逆戻りしていくのよ

 

 

その場しのぎの対応では
私はできないのよ

 

 

娘と一生付き合うのは私
娘の将来を考えて行動しなければ行けないのは私

 

 

みんな考えてくれての事だけど

moco

やっぱり私は
より娘の立場で
行動しないといけない

 

 

担任に報告した後
再度、娘と話し合う
怒りもこみ上げてくる

moco

みんなあなたの事を
考えてやってくれているのに
あなたが来るのを待っているのに
来てくれたら嬉しいのに

でもこれは周りの都合と気持ち
娘の立場で考えていない

 

 

精一杯の努力で怒らないように話す

 

 

娘の不安はわかる
リレーで走るのが遅いのを
気にしているのだろう

 

ナレーションで

間違ったらどうしよう

と不安なんだろう

 

 

でも私の感覚では
これが参加しない理由にはならないの
私はね

 

私と娘は違うのだ
と自分に言い聞かす

 

 

しばらくして

組体操のナレーションにはでる

ナレーションの出番までは
お母さんたちと運動会を見学する

といい学校まで一緒に向かう

 

午後になり
体育着に着替え
どんどん娘の出番が迫ってくる

 

moco

本当に大丈夫だろうか?

と不安な気持ちで見守る

 

明るく・何気なくしている娘
次が出番というときに一緒に本部席へ

 

出番を待っている娘がふと
振り返って私を見る

 

 

 

びっくりした・・・・・

 

 

 

娘の顔が恐怖におののいていた

 

 

不安という言葉で表現できないほど
娘は恐怖を抱えていた

 

今までのいじめから
自信や自尊心が傷ついている
とはわかっていた

 

でもそれは
私が想像していた以上だったみたい・・・

 

その表情を見て
私は涙が溢れた

moco

あぁ、この子は
こんなにも怖い気持ちで
毎日生きていたんだ

moco

この子にとっては
毎日の1つ1つが私の想像以上に
ハードルの高い事だったんだと

 

 

 

ナレーションの出番になり

先生

よく頑張ってきたね
大丈夫だからね
頑張ろうね

と励ましたり
肩をたたいてくれていた

 

 

後ろから見守りながら
もう泣けて泣けて

 

 

ナレーションを無事勤めた娘は
いつもの娘に戻っていた

 

涙でぐしゃぐしゃになりながら

moco

ありがとうね
あなたのおかげで
お母さんは
とても素晴らしい運動会を
見ることができた

と伝えました

 

 

娘が今の状況だから
見える事も沢山ある

 

娘が今の状況だから
つながった友人が居る

 

娘が今の状況だから
味わう感動もある

 

moco

もうこんなのイヤだ
私には無理…

朝は思っていたけど
本当にありがとう、娘さん

 

不登校親経験者による相談室

 

 

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